L-カルニチン(4-トリメチルアミノ-3-ヒドロキシ酪酸)
L-カルニチンは脂質代謝に関与するヒドロキシアミノ酸。
カルニチンはL型とD型があるが、生体内のカルニチンはL型である。
ほとんどすべての生物の各組織に存在します。
コメゴミムシダマシという昆虫の発育因子。
動物では副睾丸に最も存在しており生殖との関係も重要視されています。
L-カルニチンは細胞内にあるミトコンドリアというエネルギーを作る場所で、脂肪酸という脂肪を分解して出来た物質を容易にミトコンドリアの膜内に通過させるのを助ける役目をします。
膜内を通過した脂肪酸はここでβ酸化されてエネルギーを得ます。
L-カルニチンは体内で合成が可能なため、通常人では欠乏症がおこらないとされますが、加齢や不規則な生活環境で不足しがちになると言われます。
L-カルニチンは脂肪の代謝に関与するため最近はダイエットや健康食品として利用されています。
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